沖縄スクイッドジャンキーズ

ブログジャック~巨匠アラーキーの世界~

2009.09.08

先日ある漢によって、ブログジャックがおこなわれた!
彼は新しいブログの形を作ると言い
3者のブログのコメント欄に記事を3章に分け
誰のブログに書くかを指定せず!
ブログジャックした!
その内容はブログ主である我々の記事よりも
鮮明に、そして臨場感あふれる内容だった!
彼は・・・
巨匠アラーキーの世界は・・・・・・・
朔太郎ブログコメント引用
突撃KIZUNA丸~前編~
先日、KIZUNA丸に乗船をした。
系統を含めて3度目のお世話様になる。
-03:35-
港に到着…。すでにキャプテンアッキーは準備中…。
キャプ:「仮眠するつもりだったが…、俺には無理だ…」
今回の航海、隊長の野生が何かを感じているのか…。
-03:55-
大きい人と、赤くて頭のとがった人が港に到着…。
荷物を降ろし、出航の準備に取り掛かる。
その時!
赤〇氏:「ウ◎チ…、…出るデル、ヤバい…」
キャプ :「……あの建物に、紙があるから…」
赤〇氏の体も、今回の航海に何か感じているのか。
-04:30-
ベタ凪・無風の港に、KIZUNA丸の黒煙が上がる…、出港。
前方を探りながら操船するキャプテンの眼は、今日も厳しい。
過去3回、もはやタマンは「必釣」となり、
イチローの「年間200本必達」のようなプレッシャーが、
キャプテンを包み込んでいるのであろう…
-05:10-
最初のポイントに到着…。夜明けは近いが、マズメには早い。
赤侍氏が、タックルの最終チェックを行いテストキャストの体制に入った。
その時!!!
GT:「バシャシャ、バッカッ~ン!!!!!!」
キャプ:「おっ、いるぞ~。早く投げろッ」
赤侍氏がキャスト・着水・トゥイッチ…、
私、朔:「!?、!!!!!!!!!!」
赤侍氏のロッドがシメ込まれる!!
赤侍:「キタッ、ウォ、ウォウォ~!!!!!!  あっ……。」
瞬殺でスナップを引きチギり、GTは大海原に引上げた…。

決してスナップが弱いのではない、
       ~GTがデカ過ぎたんですよ~
その後、鉄人朔太郎氏とキャプテンあっき隊長がGTポッパー
をキャストするも、GTは応えなかった…。
-06:10-
ポイント移動…。キャプテンの舵を操る手が震えている…。
だっ、だから、キャ、キャプテンあっき~隊長、
       ~GTがデカ過ぎたんですよ~
気を取り直し、赤侍氏が早速「ヤマトビー」をキャッチ!!!

その後が続かず、またもやポイント移動…。
-06:30-
ポイント移動…。
左舷の上空から、真っ黒な雲が出現…。
大粒の雨に打たれながら、全員が無言で水面を眺める。
 
無言の理由は雨では無い、
先ほどのGTだ。
あの早朝の「インパクト」は、メンバーの胸に
「期待と願望と緊張」を与え、同時にGTへの執着を生んだ。
周囲の雨脚とは対照的な朝焼けをのなかを、
KIZUNA丸は次のポイントへとベタ凪の水面に航跡を残す。
青白い航跡は、「漢(おとこ)」達の渦巻く欲望とキャプテンの
イラツキを吐き出しながら東シナに消えていく…。
次は前回の釣行で、鉄人がGTを出したポイントだ…。
嫌でも期待が高鳴ってしまう…。
ポイントは近い…。
中編の予告
・怒涛の引き!意識外からの攻撃。
・狂気!魚嫌いが三枚卸し…。
・座礁?KIZUNA丸
誰かのブログのコメに掲載!
*ご注意、中編は青年向けです。
あっき~ブログコメント引用
KIZUNA丸突撃 〜中編〜
-6:40-
朔太郎ポイントに到着…。
「出るのではないか…。出てくれ…。」
ベイルを起こし、ラインをとめている人差し指に感じる
ルアーの重みが、いつになく重い…。
キャプテンが船尾方向アングル200度を注視、
鉄人が船首方向アングル160度を注視している。
200度と160度を足し算すると360度!
計算上は周囲をすべてカバーできている…。
私と赤い人が監視するアングルは特に無い。
しかしクルーとしては仕事をしなければ…、何かを見なければならない。
私と赤凸頭侍氏は、お互いの目を見詰め合った…。
絡み合った視線は、今にも発火しそうに熱く、
エメラルドグリーンの海へ溶け込んでいく。
二人の意識が、お互いの心の琴線に触れそうになったそのとき!
 バシュッ!、「ララァ、戯言はそこまでにしろ!!」
 
雰囲気を読まない鉄人のキャスト音が響き、
二人の意識域でのコンタクトが途切れた。
彼は「精神と意識の増幅下」での闘いを心得ていない。
(でも、一番釣るんだけど…。)
-06:55-
鉄人:「何だこの魚?」
ジグを落としていた鉄人が変な魚をゲット。

すると、魚は苦手なはずの赤三角頭変人侍氏が
器用に3枚卸しにして、クルーに振舞った。
意外な行動にクルーは驚きを隠せない…。
キャプ:「やるじゃないか…、お前。」
漢(おとこ)と漢(おとこ)の目線が絡み合っている…。
キャプテンと赤漁労長の指先から、青白い放電が見える。
二人の熱い想いがスパークする寸前に!
 
 バシュッ!、「ララァ、戯言はそこまでにしろ!!」 
雰囲気を読まない鉄人のキャスト音が響き、
二人の意識域でのコンタクトが途切れた。
彼は「精神と意識の増幅下」での闘いを心得ていない。
(でも、一番釣るんだけど…。)
水面は平穏を保ち続け、魚からのコンタクトは無い…。
「ターゲットを変えて、索敵を行う。エリアAでTマン…。」
キャプテンの決断に、クルーが素早く動き出す。
(ルアー回収しただけだけど!)
-7:10-
エリアA、Tマンポイント…。
鉄人:「あの根の周りはヤバいよ、出るんじゃないですか!」
鉄人が周囲の緊張を煽る。
2投目、私のロッドに急激に負荷がかかる

ヤマトビーをキャッチ。

ビーフリーズ80 ボラカラー。なかなか良い仕事をしてくれる。
-7:20-
根の隙間にルアーを流す。
ここは数々のTマンがあがっているエリア…。
しかし、ミーバイらしきバイトが続く。
ドラグを少々緩めて、ミーバイの確保に備える。
その時!
「ゴンッ!ガツッ!」
明らかに獲物のアタリ!ロッドが絞め込まれる。
すかさずドラグをフルロック寸前に締める!
ギギギギギギッーーーー!!!! ゴクッ。
ロッドからテンションが抜けた…。痛恨のバラシ…。
キャプ:「なにやってんの?また遊んでたのか?」
ルアーを回収すると、フックが1本折れている。
最強のフックのはずが・・・。
鉄人:「それじゃ細いよ、太軸じゃないと…。」
キャプ:「なんだそのヒョロヒョロは!しっかりせいっ!」
キャプテンの手が震えている…。夏とはいえ、寒いのであろう。
しかし、説明書には、
「これは結構強いでぇ〜!」
と書いてあるのに…。
これじゃまるで、○○党のマニュフェストじゃないか…。
(*○○に、好きな名前を入れてね!)
キャプ:「次、行ってみよう!」
KIZUNA丸は再びアウトリーフへと船首を向けた。
-07:40-
リーフの上を滑るように進むKIZUNA丸…。
キャプ:「ペラがヤバいな…。」
キャプテンが船外機を跳ね上げ、
クルーは急いでオールと竹竿を持つ。
竹竿を持ち、船首に陣取った鉄人が私と赤凸頭侍氏に言った。
鉄人:「お前らは、俺の仕事を黙って見ておけ。手を出すな。」

おぉ、鉄人にお任せ!
まるで○○党の仕事じゃないか!
(*○○には、好きな名前を入れてね!!)
俺たちも何かしなければ!
私と赤くて尖っている人は、お互いの目を見詰め合った…。
ねっとりと絡みついた視線は、熱を帯び始め…(中略)…ない。
座礁寸前、KIZUNA丸はキャプテンの判断と、
鉄人の労力で困難を乗り切った。
キャプ:「よーそろー!GT用〜意!」
KIZUNA丸は再度GTポイントへと波を切し進んでいく。
まるで犯行現場に戻るような、複雑な心境である。
獲物のニオイを感じる…、緊張が暴発しそうだ…。
次回予告
最終章
・ついに出るかGT!?
・放尿はほどほどにネ!
・轟く雷鳴、逃げ惑う彼らに明日はあるのか?
・KIZUNA丸大海原へ…。
誰かのブログのコメ欄に掲載!
*注意、KIZUNA丸はマイノリティー御用達ではありません。
赤侍ブログコメント引用
突撃KIZUNA丸 〜最終章〜
-08:15-
再びGTポイントへ…。
研ぎ澄まされた感覚は、もはや五感を越えている。
船首に陣取る鉄人は、全身でGTの気配を感じ取るために、
自動膨張だけを身につけている。
そう、彼は全裸で仁王立ちして海面を注視している。
ピク、ムクッ、ムクムクッ!
彼のレーダーが反応している…。
鉄人:「…いるな。」
同じく全裸の赤凸頭侍氏のレーダーに反応が!
しかし、赤レーダーのアンテナは短く、保護膜に全体を被われている…。
ボショボショボショ!
赤レーダーから、黄色いクスリが噴出!マーキングだ!!
これをやったら、ベイトは動けなくなる。
全員がフルキャスト!
しかし渋い…。
キャプ:「面舵!、船をリーフに向けろ!」
同じく全裸のキャプテンが指示を出す。
もはや、私以外全員全裸だ。
-08:50-
リーフエッヂポイントB。全裸でキャストする鉄人のロッドがしなる!
小さなファイター、ミーバイをキャッチ。
すぐにキャプテンも名称不明のミーバイをキャッチ。
鉄人:「居そうだな…。しかし、どうか…。」
鉄人はレーダーの受信をMAXまで増幅した。
しかし、彼の反り返ったレーダーはこう唱えた。
大レーダー:「ハンノウナシ。ハンノウナシ。バショカエロ。」
キャプ:「俺のマグナムレーダーにも反応が無い…。どこだ…。」
赤侍 :「俺の完全包…(R18)…にも反応が無い。キャプテン、どこへ?」
キャプ:「未知の海域、エリアXへ行こう。あそこには何かを感じるんだ。」
KIZUNA丸は灼熱の日差しのなか、エリアXへと船首を向けた。
「…エリアX…。」
クルーの胸には、期待と不安が入り混じった雲が立ち込めてきた…。
その雲は徐々に形を変えて、人の顔になった。

全員:「あっ、あの顔は!!チェ原国改め、ザビエル原国!!!」
ザビ原:「ココロ ノ ママニ ムカウ ノ デス。」
キャプ:「ザビに従え、取舵ぃぃ!!」
-9:30-
エリアX…、船は湖のような水面を漂う。
キャプ:「投げろ、投げろ、投げろぉ〜!!」
鉄人:「あっ、根掛かり…。」
私  :「あっ、根掛かり…。」
赤侍:「うりょほん、ビーライカ〜!!○##%&**○!!マヒマヒポー!!!」
KIZUNA丸のデッキは、戦場と化した。
そして約一名の精神が、ザビエル原国の呪いによって崩壊した。
…潮ドマリが近い…、クルーは祈る思いでキャストを続ける。
「頼む…、出てくれ。…神よ、KIZUNA丸に一筋の光を…。」
-10:00-
クルーは黙々とキャストを続ける。
鉄人:「おぉ〜、ザビよ、止めてください。あぁ〜、もぅッ、や〜め〜てっ!!」
キャプ:「あの柱に、梁を通して、そんでもって…。おいっ、ホゾが違うだろぉ〜。ブツブツ。」
赤裸:「…Oh…god.. Please give the glory to my ship. I pray, Xavier
Haraguni.」
もはや、正気を保っているのは私一人だ。
意識が朦朧となりながら、キャストを繰り返す。
私 :「あっ、あれはなんだ!! わっ、わゎゎ〜!!!」
私の目の前に、ザビエル原国の輝く頭頂部が降りかかってきた…。
-10:50-
キャプ:「アラーキー、もうすぐ時間じゃないか?」
マイセンのカップで、午前のティーを愉しみながらキャプテンが尋ねてきた。
私  :「そうですね。すいません、港までお願いします。」
赤侍 :「あいっ!漢は大海原に出たら、やすやすと帰れんだろう?」
赤侍 :「俺はお昼から子…(中略)…なんだぞ!!」
そう、わたしは午後から、鉄人の奥様のお店
(「Quatre(カトル)」首里石嶺町4-28、スペイン語読みはクワトロ!)
のオープンに、妻と愛娘を連れて行こうと思っていたのだ。
私  :「すみません…。赤侍氏の手で、Tマンを…是非!」
赤侍 :「…了解した…。俺の手で必ずや、Tマンを…」
キャプ:「進路変更、目標 マザーポート 。 面舵〜。」
KIZUNA丸は黒煙を上げて、港へと舵を切った。
-11:25-
小雨の中、KIZUNA丸は船体を母港へ滑り込ませた。
赤侍 :「アラーキー、魚持って帰ったら〜!よし、捕まえよう。えぃ、えぃ!」
船倉を泳ぐヤマトビーとミーバイを捕まえようと、私と赤仙人が格闘。
私  :「なかなかダメですね〜、えぃ、えぃ」
赤侍 :「えぃ、えぃ!!難しいな〜」
ブヒィィィィィ、ブリブリッ、ズバーンッ!!
私・赤:「!!!!????」
雷鳴にも似た、突然の放屁音に二人は固まった…。
赤侍:「アラーキー、面白いことしますねぇ〜。」
私 :「え?私じゃないよ?」
キャプテンが発した、再出航の大音量霧笛であった…。
私を母港に降ろして、クルーは再度出撃した。
熱い想いと、期待と野望を剥き出しにして
KIZUNA丸は母港を離れる。
「神よ、彼らに栄光とGTとTマンを…。」
私はそっと、陸から祈りをつぶやいた…。
〜デカイの掛けるよKIZUNA丸〜
〜変態街道KIZUNA丸〜
〜イクイクイクイクKIZUNA丸〜
〜俺達全裸だKIZUNA丸〜
クルー達の歌声が大海原に響き渡り、
やがてそれは、灼熱の空に吸い込まれていった。
秋の風は、まだまだ遠い。

エピローグ
-16:30-
朔太郎妻のお店「Quatre」。
鉄人:「今戻ったんですよ。あれからオオマチが掛かったきりですね。」
私 :「オオマチ!サイズはどうでしたか?って、今帰ってきたの?」
私と鉄人は、視線を絡ませた。

二人の意識が同調し、そこには赤侍の体育座りが浮かんでいた…。
「…神よ…、願わくば…赤凸尖頭に慈悲の心を…。」
この空の下で、キャプテンも祈っているであろう。
漢の絆は固い。

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赤侍 "Akasmurai"

沖縄を中心にモンスターアカイカ系アオリイカをショア、オフショア問わず狙うエギング&ディープエジングのエクスパート。
GTキャスティング、ソルトルアー全般までこなすマルチプレーヤーでもある。

キーストンフィールドテスター
沖縄スクイッドジャンキーズ代表

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